大麻ってどんなもの?

大麻

そもそも大麻とは、アサ科の植物、大麻草のことであり、
この葉や花穂などを乾燥させたり、樹脂化したりしたも
のを吸引する。 マリファナは葉を乾燥させたもので、
これをタバコのようにして吸煙する。 樹脂化されたもの
はハシシと呼ばれる。

大麻を吸うとどんな感じになるのですか?

 

酩酊という状態に近いかもしれません。

ただしアルコールと異なり"悪酔い"といった状態にな
る事はありません。

 

総じて多好感を感じ、人類皆兄弟というような平和的な
心理になります。

また食欲を増進させる効果があり、口にするもの全てが
美味しく感じられます。

この食欲増進効果が医療用大麻の主な作用です。

どんな効果のある薬剤を投与しても、何も食べておらず
栄養不足の状態では薬効が発揮されないため、末期ガン
やエイズなどで満足に食事を摂る事が出来なくなった場
合には医療行為が効果を発揮できなくなり、結果病状の
悪化や死期を早めることとなります。

そこで医療用大麻によって食事を充分に摂らせる事で、
投与する薬剤もきちんとその薬効を発揮できる状態とな
り、医療行為に役立つというものです。

ドラッグとしての大麻は精神状態の変容だけでなく、反
射神経の遅れをもたらします。思考回路も鈍くなるので
物事の判断力には欠けた状態となり、

自分で話している内容や、何を言いたかったのかがわか
らなくなったりします。

また視覚や聴覚、皮膚感覚へも影響し、

光が乱反射するように見えたり、全体にぶれたように見
えたり、また音が空気圧のように直接身体に響くように
感じたりします。

矛盾するようですが、皮膚感覚はムズムズと鋭敏になる
ように感じ、それでいて鈍麻した状態となります。

ただし日本では大麻を吸う事は違法であり、医療用大麻
も認められていません。

実際には体験してみないと分からない感覚でしょう。

オランダのアムステルダムは有名になり過ぎて日本人に
とっては現在税関が厳しい状況になってしまっていますが、

他にも大麻が1部制限された状態ではありますが、合法
化されている国はたくさんあります。

アメリカでも名目上は医療用としてが多いですが合法化
されている州がいくつもありますし、

実際に大麻が及ぼす作用がどうしても知りたければ、合
法化されている国、地域に行く機会があったら試してみ
るのが1番良くわかると思います。

 

大麻には気管支の拡張作用があり、GHQの政策によっ
て日本国内で禁止される以前には、咳止め用の薬として、

印度煙草と言って販売されていた過去もあると聞きます。

また麻はに強い種ですので昔は盛んに栽培されており、

日本の衣類に最も適した素材として、麻が利用されて
いた時代もあったようです。

 

大麻乱用者による告白~いつのまにか、大麻に溺れていた~(厚生労働省ホームページ)

私、28歳。

彼氏とは1年ほど前に別れたけど、大麻とは別れられない。

 

今、新宿でデリヘルをやってる。

生活、苦しいんだよね、風俗でもやんないと。

大麻は、デリヘルのお客さんから入手してた。

その人とは個人的にも何度か会ってんだよね。それで、
ホテルに行った時やその人の家へ行った時に大麻を
一緒に吸うんだ。タダでくれるし。

どっちかといえば、大麻が欲しくて付き合ってるって感じ。

 

大麻を吸えば、幸せになれる。

辛いことなどすっかり忘れられて、まるで魔法のクスリ。

20 歳の時に大麻を覚え、それからLSDや危険ドラッグ
も使ったことがある。覚せい剤も炙って使ったかな。

でも一番は、大麻。

 

私は麻薬取締官に逮捕され、今、警察署の留置場につながれている。

 

どうして捕まったのか、使い始めたときのこことか
思い出すうち、段々と悲しくなってきた。なんて惨
めなんだろうって。

どうして薬物を使い続けたのだろうか。どうして
逮捕されて留置場にいるのだろうか。どうして私は・・・。

 

私は気付いた。

いつしか私は、大麻等薬物に溺れていたってことに。

今にして思えば、逮捕される前、毎朝、身体がだる
かった。物覚えも悪くなってたし、その影響はまだ
残ってる。多分、知らず知らずに身体が蝕まれてい
たんだと思う。

今回、逮捕されたことで、自分自身の弱さにやっと
気付けた気がする。

もう二度と、大麻などの違法な薬物には手を出さない。
そう誓える自分になりたい。
だから、私は振り返る。あの最悪な日々を。

 

私が初めて大麻を使ったのは、20歳の時。そのとき私は
渋谷のクラブでDJやってた。

出番が終わって楽屋に戻ると、DJ仲間の男たちが
「何か」を回し飲みしていた。

その「何か」を男たちは「ハッパだよ。」と言った。
ハッパ、つまり大麻。

私も、本物を見たことはなかったけれど、映画などで
大麻を見て、知ってはいた。

大麻を吸ったら、警察に逮捕されるとか、体に悪いとか
思ったけど、DJ仲間の普通な様子を見て、「自分も大丈夫。」
「1回吸ったからって、大麻が無くても生きていけない身体
にはならないだろう。」「もし体に合わなければ、すぐに
やめればいいや。」等と、罪の意識や体のことなど忘れ、
ハッパを吸ってみた。

 

すると・・・。

体がふわっと浮かんだような、なんだか楽しい感じに
なっていった。

不思議な感じ。まるでお酒を飲んでいるような、でもお
酒ともちょっと違う感覚。これが大麻なんだって、
私はそのとき感動した。

その頃は、大麻を持っている人がいれば、吸わせて
貰うといった程度。

それで、大麻を吸って、「楽しくハッピー!」みたい
なノリで楽しんでいた。

24歳くらいの時かな。「いつも大麻を回して貰っている
から、自分で買わないと悪いな。」と思って、友だちの
DJらから大麻を買ってみた。

当時、1グラムか2グラム程度を1万円で買っていた。

買った大麻は、一人で吸うんではなく、音楽イベントで
みんなと一緒になって吸った。私は、みんなで大麻を吸って
、みんなで一緒に楽しめたら良い、そう思っていた。

 

当時付き合っていた彼氏のうち、何人かは大麻を吸う人だった。

彼氏と付き合っていくなかで自然と大麻を吸い、彼氏が
大麻を買うときには一緒に付いて行った。お金を出して
あげたこともあった。

この頃、私は大麻を吸ってると、ゆっくりくつろげて、
気持ち良くなる感覚に陥っていた。味覚が敏感になり、
食欲も沸いてきた。

大麻を吸った後は、ぐっすりと眠れた・・・。

私は、こうして自然と大麻にはまっていったのだと思う。

そして気づいたときには、留置場。

今、こうして後悔の日々を送っている。

自分がいかに大麻に溺れていたか。

そして、弱かったか自覚しながら・・・。