年下男に魅かれる女は余裕がある
ここ最近、女は年下の男に対して、魅力を感じるようになった。
それもただ母性本能をくすぐられるというのではなく、
彼らのもつ繊細さを認めはじめたのだ。
その『年下男ブーム』について作家の村山由佳さんは以前
こんな分析をしてくれた。
『今どきの恋愛にひたむきさがなくなってきていることへの反動かもしれないですね。
のめり込むということがなくて、さらっと逢ってから心を合わせて別れてしまう。。。
そうゆうスタイルが多くなってきているから、よけいどこまでも一途に追いかける
恋愛を求めてしまうんじゃないかしら』
例えば24才で死んだジェームス・ディ‐ン。『エデンの東』『理由なき反抗』で見せた
あの暗い瞳の輝きに、女は体の芯をつかまれたような、身震いするような感覚を抱く。
過去で言えば、キムタクに代表されるSMAP人気(もう解散したけど)にはじまるジャニタレ
全身が細かい神経に張り巡らされているようなヒリヒリした感じに、女たちは触れず
にはいられないような誘惑を感じてしまうのだ。
『多分年齢的に対等な男性からは、そこまで一途な愛し方はしてもらえない。
自分のすべてを捨てても一人の女にかけるという情熱的な恋は、社会人の男性だったら
いろんなしがらみとか理性が邪魔して、とうていできないもの。ちょっといじわるかも
しれないけど、女にしてみると、そうゆう愛され方って、気持ちよかったりするんです』
自己防衛が強いあまり、彼らはなかなか素にはなれない。しばしば言葉が空回りし、
大人になりきれない面がほの見える。そこをさらに暴き立てたいような。。。
そんな複雑な気持ちにさせるのも、年下男の張りつめた神経のなせる業だ。
純粋さとかひたむきさ、それから傷つきやすさも含めた敏感さというのが少年性の
大きな魅力なんだとおもいます。
純粋さやひたむきさというのは、自分にとって大事なものを大事といえること、かしら。
割と無鉄砲だったりするけど、これだけは守り通したい、みたいな部分ですよね。
年をとってゆくと、そうゆうことをやろうとすれば世間とぶつかってしまったり、
どうしても生活を優先してしまったりします。。。
本音はもう一度、思春期のざわめきのまま素直に恋に戯れたい
と思いつつ。。。一線を越えられない。。。越えたら戻れない
複雑な心境のまま