抗老化候補物質NMNの安全性

NMNについては、懐疑的な医師もおられますが、慶應義塾大学医学部の2020/01/21の発表によれば、臨床試験を実施した結果、人に安全に投与できることが確認されてるそうです。

以下に記事の抜粋

世界初 抗老化候補物質NMNを、ヒトに安全に投与できることが明らかに
2020/01/21

慶應義塾大学医学部

<抜粋>

慶應義塾大学医学部内科学(腎臓・内分泌・代謝)教室の伊藤裕教授、眼科学教室の坪田一男教授、薬理学教室の安井正人教授、生理学教室の岡野栄之教授らと、米国ワシントン大学医学部の今井眞一郎教授らの研究グループは、抗老化候補物質として期待されるNicotinamide mononucleotide(ニコチンアミド・モノヌクレオチド、以下NMN)が、健康なヒトに安全に投与可能であることを、世界で初めて明らかにしました。。。

<抜粋終わり>

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2018年10月時点、NMNに関して消費者が知るべき事実がいくつかあります。

また知らせないといけない事実があります。

NMN(nicotinamide mononucleotide)における最大の期待値とは、中部大学 応用生物学部 細胞ストレス生物学教室 大塚 健三氏の論文にもある通り、長寿遺伝子群 (サーチュインファミリー)が NMNによって活性化される、というものであります。(「老化・寿命研究最前線 — GDF11 とNMNは不老長寿の妙薬になりうるか?—」 中部大学 応用生物学部 細胞ストレス生物学教室 大塚 健三より引用)

また、数ある生物の中から人類が長寿化したのは太古の昔(10~5万年前)から比べ食生活の環境変化からとの説もあります。しかしその反面で過食の時代から老化由来の疾病が増え(原因は高カロリー摂取、運動不足)、さらにそれらに対して様々の疾病の原因や治療法が発達し、科学、医学の進歩により解決されて来ています。

後述するNHKのドキュメンタリー番組、「NEXT WORLD:~私たちの未来~」の紹介内容にある中で、今後30年間で,老化メカニズムの解明,がん治療研究や治療技術の進展,予知医療の発展などにより,人類の平均寿命が 100 歳を超え, 最大寿命140歳も可能になり、その中で紹介された若返りの薬というのがNMNであるという衝撃的な内容でした。他にも、NMNによる2型糖尿病症状の改善についても老化関連疾患におけるNAD+合成系の役割と創薬標的としての可能性」(山口 慎太郎,吉野 純)にも特定の病気に対するNMNの可能性が紹介されています。

 

NMNの可能性や今後の展開

それでは今のNMNの可能性や今後のNMNの展開をお知らせします。

NMNは高い確率での若返り効果が期待されていると言われており、それは諸々の臨床研究で解明されはじめています。

消化器官で90%以上が壊されてしまうNADやNADHと違い、NMNは消化器官で分解されず素早く血中内に入り込み、細胞に届けられ、ヒトや哺乳類、それらに限らず生命の根源であるミトコンドリアのエネルギーの元となり、活性レベルを上げる効果があると期待されています。

NMNは加齢と共に減少し、それと共に老化現象が表れてくると言われています。老化により様々な加齢由来の疾病を発症するリスクが高まりますが、NMNを摂取することで加齢を遅らせ、加齢由来の疾病の予防になると考えられています。

特に成人病、虚血性心疾患、免疫力向上、痴呆などへの効果が発見される可能性があります。
上記以外の効果があると期待されるその他の例

NMNが持つ可能性は、単純な抗加齢効果だけではありません。

NMNがミトコンドリア活性化をもたらす過程で、様々な恩恵が私たちの体内で出現します。

例えば、細胞分裂をする際のコピーライトエラーを防ぎ、細胞の正常な分裂を促します。また、上記に併せて免疫力向上は様々な身体的に良い効果が生じる可能性があると期待されており、リュウマチ症、アトピー性皮膚炎、疥癬皮膚炎、他免疫系疾患などの免疫力が弱体化することで発症する疾病も、薬を飲まずに治癒させる可能性があります。

更に骨折、傷症、筋肉損傷、筋腱損傷他の治癒スピードを上げることができ、骨そしょう症なども同様であると期待されています。

脳機能と神経伝達回路の改善

NMNは脳視床下部、下垂体にも作用し神経伝達回路の改善にも効果が発見される可能性があります。

加齢や慢性炎症により劣化する神経伝達回路が改善され、伝達経路の阻害されていた部分がスムーズになる作用があると言われています。

神経回路の改善により痴呆、うつ病、アルツハイマー症候群、パーキンソン病などの疾病の改善や治癒の可能性があります。

また、脳の視床下部、下垂体への作用により各臓器が健全に活動し始め、脳を介さずに臓器同士が会話するシグナル物質の分泌が高まり身体全体のバランスを整える作用もあるとも考えられています。

細胞内のミトコンドリアが活性化することにより切り傷、筋腱損傷、骨折などの外傷の早期治癒にも作用すると考えられています。

加齢と共に受けた外傷を若い時と同様に素早く治癒する効果があると期待されており、

肌(表皮及び皮下)に対しての作用も同様に、加齢と共に減少するNMNは塗布によっても素早く細胞に到達しミトコンドリアに作用すると言われています。

肌(表皮及び皮下)には化粧品に配合することにより経口摂取以上の効果が発見される可能性があります。

上記と同様に再生医療とは別に脊髄損傷などにNMN+αの物質を利用することにより脊髄損傷からの神経細胞の正常化などへの応用も期待できます。